「
かもめ食堂」・「
めがね」・「
プール」 に続けて、「マザー
ウォーター」 をレンタルして観ました♪
夜、お部屋を暗めにして、ちょっとお酒とお菓子をそばに置いて、
ぽぉ~っと眺めるように観たのですが、その鑑賞方法がぴったりな、
ゆるやかに流れるような映画だったと思います。
何かを多く語る訳でなく、本来存在する日常の時間(映画やドラマ
では、ドラマチックに演出する為に削られがちな 「間」 のような
時間)も削ることなくずっと映し続けている様は、非常に日常的で
あり、また、非日常にも感じました。
例えば、初めて入ったバーに先客がいて、自分のお酒が出てくるま
での無言の待ち時間、もぞもぞしてしまったり、何か話した方が良
いのかなと思っている様子が BGMなしでずっと映されている様子は、
観ているこちらにも同じように居たたまれない気持ちにさせます。
その気持ちを共感しながらも、頭のどこかで 「映画なのだから、
もうちょっとパパッと進まないかなぁ」 と感じている自分も確かに
いて、日常の慌ただしい時間の流れに自分の感覚が慣れてしまって
いることも感じました。
それがダメだという訳ではないのですが、そんな風にスローライフ
な映画に触れることによって、自分の状態に気づくことができるな
んて、ちょっと新鮮な気持ちになりました。
あと、このシリーズ特有のお料理映像ですが、今回も本当に美味し
そうで、魅力的でした~☆
京都という身近な舞台も、ホッとする効果があったのかも知れませ
んが、私は良いリラックスタイムをいただきました。オススメです♪
マザーウォーター